最高級の材質を誇る吉野杉は、恵まれた気候風土と卓越した伝統的な集約技術によって育てられ、古くから良質材としてその名を知られてきました。奈良県吉野町は吉野・熊野山系の入り口というその地理的条件から吉野杉の集積市場として発達し、吉野杉の製材業が盛んに行われるようになりました。 その吉野町で弊社「表装材料大和」の軸棒は自社工場で生産加工されています。吉野杉の人工植林の歴史は古く、約500年前の足利末期まで遡ることが出来ます。その後、豊臣秀吉の大坂城構築にあたって吉野の業者が協同して木材を大阪へ回送し、立売りを初めて行ったという事実も伝えられています。この歴史の中で、吉野の先人たちが研究の集積によって創造され、人工林育成技術等日本の林業の基礎を築いてきたといっても過言ではありません。吉野杉の最大の特徴は、芯が円心にあり曲がりが少なく、年輪幅が均一で狭く、色つやがよく光沢に富んでいることです。このようにして作られた吉野杉の軸棒を是非お試し下さい。弊社の軸棒は長さ6尺2寸(186㎝)直径が 4分(12㎜)~ 1寸5分(45㎜)を常時在庫品、それ以外は別注品として供給させて頂いております。この吉野杉を使ったカマチ、打添、四分子も販売しておりますので是非どんな事でもお問合せ下さい。今年も残すところ後数日となりました。2023年の一年間、ご関係の皆様にご支援を頂き無事に過ごすことが出来ました。心より御礼申し上げます。弊社は12月28日~1月8日まで冬期休暇を頂きます。新年も皆様にとって素晴らしい一年になる事を祈願致します。