丸包丁

本日、久し振りに丸包丁のご注文を頂きました。弊社の丸包丁は日本における刃物の三大産地のひとつ大阪府の堺市で作られています。堺は、特に職人が一本ずつ手作りで仕上げる「打刃物」で名高く、プロの料理人用庖丁では国内シェア98%を誇るそうです。丸包丁は青銅(あおはがねと呼ばれます)、白鋼(しろはがね)の刃先のものがあり、共にクロムやタングステンを添加して切れ味と耐久性を向上させた合金鋼です。柄には朴の木(ホウノキ)という昔から包丁に使用されている木材を使っています。今は、カッターが安くて便利で、表具の仕事で丸包丁を使われる表具師様は少なくなっていますが、是非、伝統的な道具である丸包丁もご検討頂ければと期待致します。

 

 

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